現行の臨床検査は疾患の診断には威力を発揮していますが、脂質関係の一部を除いて健康維持や不健康の改善といった未病対策に活用されているとは言えません。これを臨床検査レベルで解決するためには、健常状態から疾患状態に至る途中の状態の血清検体を個人別に、かつ長期的に蓄積したバイオリソースが必須となります。この時系列検体があれば、不幸にして予備軍/病気状態となられた方々の血清検体について時を遡って血清成分プロファイルを比較することができるので、既存の分析技術で新たな不健康マーカーや血清成分パターンを見つけることができます。つまり、京大Projectの一つは「時系列で、適切に管理された健常者並びに特定疾患患者さんの保存血清等(バイオリソース)の健診/検診結果情報付きデータベース構築」であり、他の一つは、これを基盤とする「血清成分プロファイル解析」です。
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