生活習慣の中で、食事の影響は大きく、これに着目した因果関係を疫学的に研究するための食事調査方法としてDHQ(自記式食事歴法質問票:self-administered diet history questionnaire)が国際標準として知られています。DHQは栄養素や食品の摂取状態を定量的、かつ詳細に調べるための質問票を中心とした16ページからなる質問票とその周辺を取り巻くシステムです。一方、東京大学・佐々木教授によって開発されたBDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票:brief-type self-administered diet history questionnaire)はDHQの特徴を保ちつつ、構造を簡略化し、回答やデータ処理を簡便にしたものです。平均回答時間は15分で、回答に際して、栄養士など専門家のサポートは不要です。東大ProjectではこのBDHQを全国的に、広範囲の人々を対象に普及させ、そこから食習慣と未病との関係を保健疫学的に明らかにしようとするものです。
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